【ロンドン時事】30日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、日銀の金融政策決定会合に注目が集まる中、実需筋の円売り・ドル買いが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=154円台後半に下落した。正午現在は154円68~78銭と、前日午後4時(154円00~10銭)比68銭の円安・ドル高。
この日の東京市場では国内輸入企業などによる実需の円売り・ドル買いが広がり、ロンドン時間の朝方は155円近辺で推移した。その後は米長期金利低下などを眺め、円を買い戻す動きが優勢となり、一時154円59銭前後まで下げ幅を削った。ただ、翌日発表される日銀会合の結果を見極めたいとのムードが強く、正午にかけては小幅な値動きにとどまった。
対ユーロは1ユーロ=167円58~68銭(前日午後4時は166円57~67銭)と、1円01銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0828~0838ドル(同1.0811~0821ドル)。
ポンドは1ポンド=1.2851~2861ドル(同1.2841~2851ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8853~8863フラン(同0.8859~8869フラン)。(了)
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