オランダ医療機器大手フィリップスが29日に発表した第2・四半期決算は、アナリスト予想を上回った。写真はアムステルダムの本社で2019年1月撮影(2024年 ロイター/Eva Plevier)/>
[29日 ロイター] - オランダ医療機器大手フィリップスが29日に発表した第2・四半期決算は、アナリスト予想を上回った。事業再編のほか、レスピロニクス製品を巡る賠償請求に関連する保険金収入が業績を押し上げた。
調整後ベースのEBITA(利払い・税引き・償却前利益)は、9.3%増の4億9500万ユーロ(約5億3740万ドル)となり、同社がまとめたアナリスト予想の4億3300万ユーロを上回った。
調整後のEBITAマージンは売上高の11.1%で、前年同期の10.1%から上昇した。アナリストは9.7%と予想していた。
リコールされたレスピロニクス製品に関連する賠償請求を巡り5億3800万ユーロの保険金収入があった。フィリップスは第1・四半期に、レスピロニクスの呼吸装置と人工呼吸器に関連して米国で提起された全ての人身傷害賠償請求で、11億ドルを支払い和解することに合意したと発表した。
今年の残りの期間の業績目標は据え置いた。