7月24日、auじぶん銀行が発表した7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2だった。写真は2017年1月、川崎市の京浜工業地帯で撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)/>
Kentaro Sugiyama
[東京 24日 ロイター] - auじぶん銀行が24日に発表した7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2だった。前月の50.0から低下し、好不況の分かれ目となる50を3カ月ぶりに下回った。サービス業PMIは53.9と前月の49.4から上昇し、2カ月ぶりに50を上回った。
製造業PMIの低下は2カ月連続。生産が前月の50.4から49.7へ、新規受注が49.2から46.6へ、雇用は51.4から51.2へそれぞれ低下した。新規受注が減り、雇用が比較的高水準だったこともあり、受注残は減少した。
S&Pグローバルのエコノミストによると「民間企業では購買価格の高止まりが続いており、製造業は2023年4月以来最も平均間接費が上昇した」という。
サービス業PMIは3カ月ぶりに上昇。新規事業が3カ月ぶりの高水準で全体的に堅調だった。企業は値上げを実施し、顧客に平均間接費の上昇分を転嫁する動きもみられた。