バイデン米政権は11日、電気自動車(EV)やその部品の生産体制強化に向けゼネラル・モーターズ(GM)やクライスラー傘下ステランティスなどに対し約11億ドル、8州に17億ドルの補助金を提供すると発表した。GM工場でEVに乗る大統領、2021年撮影。
[ワシントン 11日 ロイター] - バイデン米政権は11日、電気自動車(EV)やその部品の生産体制強化に向けゼネラル・モーターズ(GM)やクライスラー傘下ステランティスなどに対し約11億ドル、8州に17億ドルの補助金を提供すると発表した。
8州の11の「危機に瀕している」工場をEV生産用に転換するのを支援するため17億ドル補助する。8州はミシガン州、オハイオ州、ペンシルベニア州、ジョージア州、イリノイ州、インディアナ州、メリーランド州、バージニア州。
GMは、ミシガン州の工場をEV用に転換するのに5億ドル受け取る。ステランティスは閉鎖した工場をEV生産用に再生するのに3億3480万ドル、トランスミッション工場をEV部品用に転換するために2億5000万ドルを受け取る。
オハイオ州にステランティス向けの生産拠点を持つ現代モービスは、プラグイン・ハイブリッド(PHV)部品とバッテリー・パックの生産に関して3200万ドルの補助を受ける。
このほか、ハーレーダビッドソンがペンシルベニア州工場の拡張で8900万ドル、ブルーバードがジョージア州工場の再生に8000万ドル、カミンズが工場の転用に7500万ドルをそれぞれ受け取る。
ボルボ・グループにはメリーランド州、バージニア州、ペンシルベニア州各工場のEV生産能力増強に関し2億0800万ドル供与する。