電子機器の受託生産世界最大手、台湾の鴻海精密工業が5日発表した第2・四半期の売上高は、前年同期比19.1%増の1兆5500億台湾ドルと、同四半期としては過去最高を記録した。
[台北 5日 ロイター] - 電子機器の受託生産世界最大手、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が5日発表した第2・四半期の売上高は、前年同期比19.1%増の1兆5500億台湾ドルと、同四半期としては過去最高を記録した。
LSEGスマートエスティメートの予想(1兆5100億台湾ドル)を上回った。
第3・四半期も売上高が前期比、前年同期比共に増加すると見込んでいる。「下半期のピークシーズンに入り事業が徐々に勢いを増すと予想している」と声明で述べた。具体的な数値は明らかにしていない。
6月単月の売上高は前年同月比16.1%増の4907億台湾ドル(151億2000万米ドル)と、同月としては過去2番目の高水準だった。
第2・四半期はクラウド、ネットワーク製品の売上高が人工知能(AI)サーバーの旺盛な需要に支えられ、前期比と前年同期比で大幅に伸びた。
スマートフォンを含むスマート・コンシューマー・エレクトロニクス製品は前年比横ばいだった。
同社は8月14日に第2・四半期決算を発表する。