7月3日、 米高級百貨店サックス・フィフス・アベニューの親会社HBCは、同業ニーマン・マーカスを26億5000万ドルで買収する契約に調印した。写真はペンシルベニア州の商業施設内にあるニーマン・マーカス店舗前で2019年11月撮影(2024年 ロイター/Mark Makela)/>
[3日 ロイター] - 米高級百貨店サックス・フィフス・アベニューの親会社HBCは、同業ニーマン・マーカスを26億5000万ドルで買収する契約に調印した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が3日、事情に詳しい関係者の話として伝えた。
インフレや金利上昇に伴って消費者の裁量的な支出が減り、単独での事業運営が苦しくなった両社が統合を通じて生き残りを図る。
新会社「サックス・グローバル」にはアマゾン・ドット・コムとセールスフォースが出資。アマゾンはテクノロジーや物流関連の専門知識を提供し、セールスフォースは人工知能(AI)導入を支援する。
サックスは既にアマゾン、セールスフォースと提携関係にあり、今後そうした関係を深化させるという。
WSJによると、HBCとニーマン・マーカスの取締役会が統合を承認済みで、早ければ3日中にも正式発表される。