6月24日、欧州航空機大手エアバスはサプライチェーン(供給網)の問題を巡り、今年の納入機数や業績など主要な目標を引き下げた。写真はエアバスのロゴ。昨年11月、サン・ナゼールで撮影(2024年 ロイター/Stephane Mahe)/>
Tim Hepher
[パリ 24日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバスは24日、サプライチェーン(供給網)の問題を巡り、今年の納入機数や業績など主要な目標を引き下げた。また、宇宙事業で9億ユーロ(9億6500万ドル)の費用を計上すると発表した。
納入機数は従来見通しの約800機から約770機とした。
また、旅客機「A320ネオ」シリーズの増産計画について、月間75機の記録的な生産ペースに到達する時期を2026年から27年に後ずれさせた。現在のペースは推定50機。
実質的な営業利益見通しは従来の65億─70億ユーロから約55億ユーロに下方修正した。フリーキャッシュフローは35億ユーロを見込む。従来予想は40億ユーロだった。
ギヨム・フォーリ最高経営責任者(CEO)はアナリストに対し、「われわれは現在、逆風に直面している。耐えて乗り越えなければならない」と語った。
ロイターは先月、部品不足の深刻化によりエアバスの増産計画が新たな圧力に直面していると報じていた。
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