6月18日、英石油大手シェルは、シンガポールの液化天然ガス(LNG)会社パビリオン・エナジーをシンガポール政府系投資会社テマセクから買収することで合意した。写真はシェルのロゴ。2月、ロンドンで撮影(2024年 ロイター/May James)/>
Florence Tan Yantoultra Ngui Jonathan Saul
[シンガポール 18日 ロイター] - 英石油大手シェルは、シンガポールの液化天然ガス(LNG)会社パビリオン・エナジーをシンガポール政府系投資会社テマセクから買収することで合意した。シェルは、買収によりLNG業界における主導的立場が一段と強まるとしている。
シェルとテマセクが18日発表した。金銭的な条件は明らかにしていない。
シェルは、2030年までにLNG事業を22年比で20─30%拡大する計画であり、買収は目標達成に寄与するとした。
テマセクは13年、アジアにおけるエネルギー需要の増大に対応し、エネルギー転換を支援するため、パビリオン・エナジーを設立。パビリオン・エナジーはその後、シンガポールからヨーロッパへと事業を拡大した。
買収は規制当局の承認が必要。来年第1・四半期までに完了する予定という。
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