6月10日、米アップルは、音声アシスタント「Siri(シリ)」などのアプリに、米オープンAIの「チャットGPT」を取り入れると発表したが、その後公表した技術面に関する文書では、AIモデルの訓練にグーグルの助けも借りることが明記されている。写真は2020年4月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)/>
Max A. Cherney
[サンフランシスコ 11日 ロイター] - 米アップルは10日、音声アシスタント「Siri(シリ)」などのアプリに、米オープンAIの生成人工知能(AI)「チャットGPT」を取り入れると発表したが、その後公表した技術面に関する文書では、AIモデルの訓練にグーグルの助けも借りることが明記されている。
それによると、アップルの技術者はAIの基盤モデルを構築するため、幅広いハードウエアを伴うフレームワークソフトウエアを利用。中でも、グーグルのクラウド「TPU(テンサー・プロセッシング・ユニット)」上だけで入手できる画像処理半導体(GPU)と半導体を使っている。
TPUはグーグルが約10年かけて自社開発してきた特定用途向け集積回路(ASIC)。AIの訓練に使えるその第5世代は、半導体大手エヌビディアの「H100」に対抗する性能を備えているとグーグルは説明している。
グーグルはTPUの周辺にクラウドコンピューティングのハードとソフトを構築している。
グーグルは先に、第6世代を今年公表すると発表している。
アップルとグーグルはロイターのコメント要請に答えていない。
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