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トランプ氏盟友ベセント氏がイエレン氏批判-バイデン氏支援で省利用

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2024-06-08 10:58

トランプ氏盟友ベセント氏がイエレン氏批判-バイデン氏支援で省利用
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  (ブルームバーグ): 2024年米大統領選挙で返り咲きを目指すトランプ前米大統領にとって有力な資金調達者で、ヘッジファンド運営会社キー・スクエア・グループ創業者のスコット・ベセント氏は、イエレン財務長官が選挙を前にバイデン大統領を支援するため同省を利用しているとして、痛烈に批判した。

  11月の大統領選でトランプ氏が当選した場合に、経済政策分野トップの座に就く可能性があると目されているベセント氏は7日、イエレン氏が財務省の国債発行を通じて「金融政策を掌握した」と指摘。「イエレン氏は昨年10月に国債発行のペースを変え、金融状況を大幅に緩和した。金融状況が信じられないほど緩和された」と述べた。

  ベセント氏のイエレン長官批判について財務省のヘイデン報道官は、同省は需要と借り入れの必要性に基づいて国債発行を決定していると説明。最近の国債発行決定は「市場の予想の範囲内」だったと付け加えた。

  ベセント氏は、11月の選挙で有権者の争点となるバイデン氏の経済運営を鋭く批判しており、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の高インフレ対策が遅いと指摘している。

  11月の大統領選で共和党候補指名が確実なトランプ氏は、大統領在任中にパウエル氏をFRB議長に指名したが、昨年、再任はしないと述べていた。ベセント氏はこれについて、2026年の任期満了前にパウエル氏の解任をトランプ氏が目指す可能性を軽視していることを明らかにした。

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