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ビットコインDeFi、1兆ドルのチャンス

iconYAHOO·JAPAN

2024-06-08 09:00

2009年に誕生して以来、ビットコイン(BTC)は着実に普及し、今や時価総額は1兆3000億ドル(約203兆円、1ドル1...

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  2009年に誕生して以来、ビットコイン(BTC)は着実に普及し、今や時価総額は1兆3000億ドル(約203兆円、1ドル156円換算)を超えている。

  ビットコインは分散型通貨、そして即時グロス決済システムとして設計された。分散型、プロトコルベースのアプローチにより、保有者は中央集権的な事業者などから、分散型でコードで実行されるプロトコルへと信頼を移すことができる。

  ビットコインは元祖暗号資産(仮想通貨)であり、それに対応するブロックチェーンであるにもかかわらず、その機能はこれまで、イーサリアム(Ethereum)やソラナ(Solana)、他のブロックチェーンが提供するスマートコントラクトや分散型金融(DeFi)機能に比べると極めて限定的だった。

  しかし現在、ビットコインブロックチェーン上で開発されているメタプロトコル、サイドチェーン、レイヤー2などの「ビットコイン・レイヤー」の出現で、この状況は変化しようとしている。

  これらのレイヤーは、高速な決済、レンディング、ファンジブルおよびノン・ファンジブル・トークン(NFT)の機能強化、DEX(分散型取引所)ゲーミファイ(GameFi)、ソーシャルファイ(SocialFi)など、多くのユースケースを可能にする。

  ビットコイン保有者は間もなく、プロトコルベースのDeFi(分散型金融)システムを通じて資産の生産性を高めることができるようになる。ビットコイン上のDeFiと他のチェーン上のDeFiの主な違いは、基礎となる資産(ネイティブトークン)だ。

  イーサリアム、ソラナ、さまざまな次世代ブロックチェーンがそれぞれのテクノロジーの強みで競争しているのに対し、ビットコイン上のDeFiは純粋にビットコインの生産性を高めることにフォーカスしており、ビットコインのDeFiエコシステムは独自の道を進んでいる。

  ビットコインベースのDeFiシステムによる価値創造を支持する主張を、以下の3つの前提が後押ししている。

  我々はすでに、他のトークン化された資産のベースレイヤーとしてのビットコインブロックチェーンに対する強い需要のサインを目にしている。オーディナルズ(Ordinals)と呼ばれるビットコイン上のNFT市場は、6カ月足らずで1億ドル未満から15億ドル以上に成長した。

  しかし、最大のチャンスはこれからだ。ビットコインDeFiシステムの市場価値の大半は、ビットコイン上のファンジブル・トークンの価値に現れるだろう。

  ファンジブル・トークンは、利回り商品を通じて資産としてのビットコインの生産性を高め、プロトコルとレイヤー2を通じてDeFiシステムを支えるだろう。イーサリアム、ソラナ、その他のチェーンと比較すると、ビットコイン上のファンジブル・トークンの価値はまだごくわずか。 その主な理由は、ビットコイン上でのプログラム可能な機能はまだ初期段階にあるからだ。

  ビットコインを代表するNFTプロトコルであるオーディナルズは、2023年1月まで存在しなかった。ビットコインを代表するファンジブル・トークンプロトコルであるBRC20sとルーンズ(Runes)は、それぞれ2023年3月と4月にローンチされた。これらの最近のリリースがあったとしても、ビットコイン上に堅固なDeFiエコシステムが構築されるためには、さらなる機能が必要だ。

  追加の機能は以下の2つの方法でビットコインに導入される。

  前述の通り、ビットコインDeFiエコシステムはまだライフサイクルの初期段階にある。しかし、この分野における開発者とDeFiの活動の拡大を通じて、将来の成長が力強く示唆されている。

  2023年には、ビットコインのオープンソース開発者の40%がビットコインL2とスケーリングソリューションに集中していた。そして、2024年第1四半期には、ビットコインエコシステムのTVLは、4億9200万ドルから29億ドル以上へと6倍以上成長した。

  これらの初期サインと合わせて、他のエコシステムで起こったことも考慮すると、今後5年から10年以内にビットコインDeFiエコシステムで1兆ドル以上の価値が創出される可能性があると我々は考えている。

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