7月30日、米半導体大手インテルは、業績不振と市場シェア低下からの回復に向け、数千人規模の人員削減を計画している。しゃしんはインテルのロゴ。北京で2023年11月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)/>
[30日 ロイター] - 米半導体大手インテルは、業績不振と市場シェア低下からの回復に向け、数千人規模の人員削減を計画している。ブルームバーグが30日、関係筋の話として報じた。
同社株は引け後に約1%上昇した。株価は今年に入って40%下落している。同社は8月1日に決算を発表する。
インテルはパソコンとサーバー向け市場で主要メーカーの地位を維持しているが、需要が急拡大する人工知能(AI)向け半導体では苦戦している。
パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は、競争力を取り戻すために再建に着手し、先端チップ技術への投資や新市場への参入に注力している。
当局への提出書類によると、インテルは2023年に年間コストを30億ドル削減し、従業員数を13万1900人から23年末までに12万4800人に削減する計画を22年10月に明らかにした。
この計画により、25年までに年間80億─100億ドルのコスト削減が見込まれると昨年2月に発表していた。