7月30日、英銀大手スタンダード・チャータード(スタンチャート)は、15億ドル相当という過去最大規模の自社株買いを発表した。写真は2022年7月、ロンドンで撮影(2024年 ロイター/Peter Nicholls)/>
Selena Li
[香港/ロンドン 30日 ロイター] - 英銀大手スタンダード・チャータード(スタンチャート)は30日、15億ドル相当という過去最大規模の自社株買いを発表した。中核市場であるアジア市場の力強い経済成長とコスト抑制策を背景に今年の利益見通しを引き上げた。
発表後、同行の香港上場株は4%上昇した。
上半期の法定税引き前利益は5%増の34億9000万ドル。前年同期の33億2000万ドルや、同行が集計したアナリスト15人の予想の平均34億6000万ドルを上回った。
為替変動の影響を除いたベースでの営業利益の伸び率を7%超と予想し、5─7%としていた従来の見通しを上方修正した。
同行はアジアで収益の大半を稼いでおり、近年はアジア地域の金利上昇や相対的に高い経済成長と富の創出が追い風となっている。