オランダのビール大手ハイネケンが29日発表した上期の営業利益は12.5%増と、市場予想の13.2%増を下回った。写真は配送トラックに描かれた同社のロゴ。2023年3月、オランダ・ナイメーヘンで撮影(2024年 ロイター/Piroschka van de Wouw)/>
[ロンドン 29日 ロイター] - オランダのビール大手ハイネケンが29日発表した上期の営業利益は12.5%増と、市場予想の13.2%増を下回った。
6─7月のスポーツイベントで販売が伸びると見込まれていたが、期待外れに終わった。天候不順も影響したという。
これを受け、同社の株価は7%下落している。
中国の資本提携先である華潤ビールの株価下落を受けて、8億7400万ユーロ(9億4800万ドル)の評価損を計上したことも嫌気された。
上期の売上高と販売量も予想をわずかに下回った。
ただ、同社の幹部は上期の業績は堅調だったと指摘。投資を拡大する計画で、通期の営業利益(合併・買収などの影響を除く)予想を4─8%増に上方修正した。従来予想は1桁台前半─後半だった。市場予想の8.2%増は依然下回っている。