神田真人財務官は25日(日本時間26日)、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、過度な為替変動には「いっそう注意が必要」と指摘したことを明らかにした。2022年1月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)/>
Takaya Yamaguchi
[リオデジャネイロ 25日 ロイター] - 神田真人財務官は25日(日本時間26日)、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、過度な為替変動には「いっそう注意が必要」と指摘したことを明らかにした。初日の討議後、現地で報道陣に語った。
一部の国における長期にわたる高金利の継続が実体経済を脅かし、「金融・資本市場の不安定化につながるリスクにも留意が必要」とも指摘したという。
スピルオーバー(意図せぬ漏出)や投機がもたらす為替市場の過度な変動には「いっそうの注意が必要」と言及。過度な為替変動や無秩序な動きは経済・金融の安定に悪影響とする国際合意に基づき、適切に対応する考えも強調した。