ライオット・プラットフォーム、M&Aで全米2位のマイニング能力:JPモルガン/>
ビットコイン(BTC)マイナーのライオット・プラットフォーム(RIOT)がライバルのブロックマイニング(Block Mining)を買収したことは、同社の電力供給を多様化し、その能力を2ギガワット(GW)以上に高めるため、合理的だったと、JPモルガン(JPMorgan)が現地時間7月24日付のレポートで説明している。
アナリストのレジナルド・スミス(Reginald Smith)氏とチャールズ・ピアース(Charles Pearce)氏によると、今回の買収で同社は米国の上場ビットコインマイナーの中で2番目に大きなマイニング能力を持つことになり、また同買収が「未開発の電力資産に対して行われた最新の評価として役立つ。」
レポートでは、上記を踏まえても、テキサス州にある同社のコルシカナ拠点における事業拡大の余地を考えれば、今回の発表は驚くべきものだと述べられている。
ブロック・マイニングの買収は、ここ数ヶ月で同社が試みた唯一のM&Aではない。直近で同社は、同業のビットファームス(BITF: Bitfarms)に対する買収提案を取り下げており、さらなる買収を試みる前に、このターゲット企業における取締役会の刷新を見据えている。
JPモルガンは、ブロック・マイニングとの案件によってライオットのハッシュレート(計算能力の指標)に毎秒1エクサハッシュ(EH/s)が追加され、2025年末までに最大16EH/sが寄与する可能性があると指摘する。ハッシュレートは、業界における競争度合とマイニングの難易度が反映された指標となっている。
JPモルガンはライオット株を買い評価、目標株価を12ドル(約1860円、1ドル=155円換算)としている。同社株は現地時間7月24日の取引開始時、0.5%高の11.65ドル(約1805円)で取引された。
ブローカーのバーンスタイン(Bernstein)は5月のレポートで、同社がビットコインマイニング業界を統合する役回りとして最適であると述べている。
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