Gate.io、日本での暗号資産取引所サービスを終了──コンプライアンスに問題か/>
暗号資産(仮想通貨)取引所Gate.io(ゲート・アイオー)は7月22日、日本でのサービスを終了したと発表し、日本国内におけるコンプライアンス面での欠如が示唆される結果となった。
同社は「日本国内の法令や規制を遵守」し、日本における適格な暗号資産取引所への移行を希望する顧客をサポートすると説明している。同社はウェブサイトを見る限り、日本の規制当局による承認を得られておらず、本社はケイマン諸島のジョージタウンに置かれている。
同社ブログでは冒頭「世界有数の暗号通貨取引所として、弊社は運営する全ての地域における金融規制を遵守するよう努めております。このようなコミットメントに基づき、誠に遺憾ではございますが、弊社による日本国内向けのサービスを終了させていただくことになりました」と述べられている。
日本の金融庁による「規制圧力とコンプライアンスの要請」が今回の決定につながったかのかは不明だが、そう示唆する報道も一部なされている。なお、同社は金融庁のウェブサイトに登録事業者として記載されていない。CoinDeskからのコメント要請に対し、金融庁および同社から即時の回答はなされなかった。
7月22日をもって、同社は日本に居住する顧客に対して新規の口座開設を停止した。
その他、金融庁はじめ当局によるコンプライアンス面での要請に基づいたサービス停止に関する詳細なスケジュールは、後日発表するとしている。
日本の金融庁は以前、他の4つの暗号資産取引所が適切な登録なしに国内で運営されていることに警告を発していた。2014年に起きたマウントゴックス(Mt.Gox)へのハッキングを契機に、日本は世界で最も早く暗号資産取引所を規制した国のひとつとなり、世界で最も厳しい消費者保護の法制が敷かれている。
|翻訳・編集:T.Minamoto|画像:Shutterstock|原文:Crypto Exchange Gate.io Exits Japan
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