下記の通り修正します。(誤) (正) 24日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。日銀の追加利上げ観測を受け、これまでの円売りの巻き戻しが強まり主要通貨を下押しする見通し。一方、今晩の米国のPMIなど経済指標が堅調なら、ドルに買戻しが予想される。
前日は日銀の追加利上げ観測や中国経済への懸念で円買い優勢となり、主要通貨は対円で大幅安。一方、欧州中銀(ECB)当局者のハト派的な見解でユーロ売りが先行し、ユーロ・ドルは1.0840ドル台に軟化、ドル・円は155円50銭付近に弱含んでいる。本日アジア市場でも同様の展開となり、ドル・円は155円を割り込んだ。また、クロス円も軟調地合いでユーロ・円やポンド・円、豪ドル・円が顕著に値を下げた。
この後の海外市場は円買いが続くか注目される。自民党の有力議員が日銀の金融正常化に言及していることが背景にある。主要通貨はこれまで金利差を意識した取引で円に対し騰勢を強めてきたが、その巻き戻しによる円買いで逆に大きく押し下げられる可能性がある。加えて、米連邦準備制度理事会(FRB)の9月利下げ開始への思惑でドル・円は軟調地合いに。ただ、今晩のPMIが堅調なら買戻しでやや値を戻す展開とみる。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・7月製造業PMI速報値(予想:46.1、6月:45.8)
・17:00 ユーロ圏・7月サービス業PMI速報値(予想:52.9、6月:52.8)
・17:00 南ア・6月消費者物価指数(前年比予想:+5.1%、5月:+5.2%)
・17:30 英・7月製造業PMI速報値(予想:51.0、6月:50.9)
・17:30 英・7月サービス業PMI速報値(予想:52.5、6月:52.1)
・21:30 米・6月卸売在庫速報値(前月比予想:+0.5%、5月:+0.6%)
・22:45 米・7月製造業PMI速報値(予想:51.7、6月:51.6)
・22:45 米・7月サービス業PMI速報値(予想:54.8、6月:55.3)
・22:45 カナダ中銀が政策金利発表(0.25ポイント引き下げ予想)
・23:00 米・6月新築住宅販売件数(予想:64.0万戸、5月:61.9万戸)
・02:00 米財務省・5年債入札
・05:05 ボウマン米FRB理事とローガン米ダラス連銀総裁開会あいさつ
《CS》