7月23日、 日立製作所は保有する空調事業合弁会社の持ち分を合弁パートナーの米社と共に独自動車部品大手ロバート・ボッシュに売却すると発表した。写真は日立のロゴ。2020年9月にスイス・チューリヒで撮影(2024年 ロイター/Arnd Wiegmann)/>
Shiho Tanaka
[東京 23日 ロイター] - 日立製作所は23日、保有する空調事業合弁会社の持ち分を合弁パートナーの米社と共に独自動車部品大手ロバート・ボッシュに売却すると発表した。売却額は14億ドル。ボッシュが株主となる新会社とブランドライセンス契約を締結し、新たなパートナーシップを構築する。
今回の取引に伴い、2026年3月期の連結決算に事業再編等利益として約1250億円を計上する見込み。
空調事業会社は子会社の日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)と米ジョンソン・コントロールズ・インターナショナルとの合弁で、今回、日立GLSは40%保有する合弁会社の全株式をボッシュに売却する。
合弁会社の業務用空調機器の開発・製造拠点である清水事業所は日立GLSが取得し、日本国内の事業を一本化して運営する。
今後、競争法などに基づき許認可を経て、26年3月期第1・四半期までに取引を実施する予定。