7月18日、スウェーデンの高級車メーカー、ボルボ・カーズが発表した第2・四半期決算は営業利益が予想を上回った。写真は同社の電動小型SUV(スポーツタイプ多目的車)「EX30」。昨年6月、伊ミラノで撮影(2024年 ロイター/Claudia Greco)/>
[ストックホルム 18日 ロイター] - スウェーデンの高級車メーカー、ボルボ・カーズが18日発表した第2・四半期決算は営業利益が予想を上回った。中国製電気自動車(EV)に対する欧州の関税が同社の主力EVモデルの一つに影響する可能性があるとして、通期の販売予想を引き下げた。
通年の販売予想は前年比12─15%増とし、従来予想の15%から下方修正した。
ジム・ローワン最高経営責任者(CEO)は成長は続くとしながらも、逆風が吹いていることを市場に示すために予想に下限を設けたと説明した。その上で「これは関税に起因するものだ」と述べた。
第2・四半期の生産台数は21万1900台で、販売台数を上回った。
赤字のEVメーカー、ポールスター・オートモーティブの持ち分を反映した営業利益は80億スウェーデンクローナ(7億5800万ドル)と、前年同期の50億クローナから増加した。
LSEGのデータによると、アナリスト予想の67億クローナを上回った。
合弁事業と関連会社を除いたベースでは82億クローナで、前年の64億クローナから増加した。
ハイブリッド(HV)を除いたEVの粗利益率は前四半期の16%から20%に上昇した。
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