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高配当株で「自分年金」をゲットするため、5つのステップを学んでいきましょう!
元消防士が株式投資で築いた資産は、なんと8億円! 三重県在住の専業投資家・かんち。49歳で早期退職してからというもの、生活費のすべてを株の配当金でまかなっている。その配当金の総額は、なんと年間2000万円超え。高配当株と株主優待株を組み合わせた「買ったらほとんど売らない」という手間のかからない“ほったらかし投資術”は、初心者の新NISAにも参考になる。「その投資術を知りたい!」と、長年著作の刊行を期待されていたものの、すべて断ってきた投資歴40年のベテランが、初めて著した話題の書『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。
● 高配当株の探し方 5つのステップ
早速ですが、みなさんの関心事である「どうやって高配当株を見つければいいのか?」について説明しましょう。
「配当利回りが高ければ、なんでもいい」と考えるのは、かなり危険です。高配当株を適切に選ぶためのステップをきちんと押さえておきましょう。
これから説明する5つのステップを踏まえれば、そう大きな失敗はしないと思います。今回はステップ1について紹介します。
● ステップ1 「配当利回り3.5%以上」の銘柄を抽出
さて、まずは「配当利回り3.5%以上」の銘柄をスクリーニングして、条件に合うものを絞り込みます。
私はマネックス証券の銘柄分析ツール「銘柄スカウター」を活用していますが、ほかの証券会社のツールやグーグルで検索することによって簡単にできることばかりですから、みなさんがやりやすい方法で実践してみてください。
証券口座にはスクリーニング機能がついていますし、「配当利回りランキング」とググってみれば、上位から順に表示されます。ちなみに「配当利回り3.5%以上」の銘柄は688件がヒットします(2024年6月27日時点)。
● 簡単でシンプルな スクリーニング法
次に、基本的には配当利回りの高い順から見ていきますが、トップは日本パワーファスニング(5950)12.1%、次にタウンズ(197A)6.67%、ユナイテッド(2497)5.96%と続きます(2024年6月27日時点)。
配当利回り3.5%以上を投資対象にしますが、私の場合、保有銘柄が600を超えて「配当利回り3.5%以上」だと、「もうめぼしい銘柄が見つからないな」と思えば、「3.0%以上」まで対象銘柄を下げて探すこともあります。
● 配当利回り3%未満 はスルーしてOK
現時点で3.0%程度だとしても、増収増益が続いていて、連続増配をしているような企業であれば、そう遠くないうちに3.5%とか4%まで高まる可能性があるからです。
これが3%未満まで下がると、魅力がなくなります。よほどのことがない限り、探しませんし、高配当株として買うこともないですね。
※本稿は、『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。