7月12日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の159円前半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)/>
Shinji Kitamura
[東京 12日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の159円前半で取引されている。今朝にかけてドル/円が大きく下落したことで、政府・日銀が再び為替介入を実施したのではないかとの思惑が出回り、上値を抑制した。
ドルは前日の米消費者物価指数(CPI)発表後、161円半ばから157円半ばまで4円下落した後に2円切り返し、朝方の東京市場で再び159円半ばから157円半ばまで、2円下落した後に急速に切り返す、激しい動きを見せた。
日中は158円後半から159円前半で値動きが落ち着いた。市場では政府・日銀の円買い介入やレートチェックのうわさが出回っているが「下値では実需も含めて買いが活発だった。前回介入時も2カ月ほどで下げ幅を埋めた経緯があるだけに、ドルはやがて戻るだろうとの見方があるようだ」(邦銀関係者)という。
しかし、ドル急落が相次いだ直後とあって、上値を買い上がる動きは限られた。りそなホールディングス・シニアストラテジストの井口慶一氏は「当面は(ドル急落が始まった)161円付近が上限となる可能性がある」と指摘している。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 159.03/159.06 1.0867/1.0871 172.86/172.90
午前9時現在 158.29/158.32 1.0872/1.0876 172.12/172.16
NY午後5時 158.79/158.82 1.0868/1.0869 172.68/172.72