7月8日、鈴木俊一財務相(写真)は閣議後会見で、「過度な金利上昇やインフレは、それが起こってから対処するのではなく、未然に防ぐことが重要」と述べた。写真は米ワシントンで4月撮影(2024 ロイター/Ken Cedeno)/>
Takaya Yamaguchi
[東京 9日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は9日の閣議後会見で、「過度な金利上昇やインフレは、それが起こってから対処するのではなく、未然に防ぐことが重要」と述べた。中長期的な財政の持続可能性への信認が失われることがないよう、「平時から財政規律を守ることが必要」との認識を示した。
今月末の国債買い入れ減額決定に先立つ市場参加者会合に関しては「協議の場について具体的に説明を受けているわけではない」とした。
そのうえで鈴木財務相は「重要な協議だと思うので、どういう協議が行われていくのかは注意深くみていきたい」と語った。同相は会見で「こちらからどういう協議をしてほしいということはない」との認識も示した。