下記の通り修正します。(誤) (正) 5日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想する。今晩の米雇用統計は弱めの内容が予想され、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ前倒しを想定したドル売りに振れやすい。フランス議会選の決選投票をにらみ円買いも見込まれる。
前日は米独立記念日に伴う休場で薄商いのなか、欧州株高を背景にユーロ・ドルが1.0810ドル台に、ユーロ・円は174円30銭台に強含んだ。一方、3日の低調な米経済指標でドル売りに振れ、ドル・円は弱含む場面もあったが、ユーロ・円に支えられ161円台を維持した。本日アジア市場で過去最高値に浮上した日経平均株価の失速で、リスク選好の円売りは後退。米金利の低下によりドル・円は160円台に値を下げた。
この後の海外市場で注目される米雇用統計は失業率が横ばい、非農業部門雇用者数は前月から減少の見通し。平均賃金は鈍化が予想され、インフレ圧力の低下によりFRBの引き締め姿勢を弱める手がかりになりやすい。逆に想定外に改善すればドルは162円を目指すものの、高値では日本の為替介入を警戒した売りが強まるだろう。他方、週末に向けフランス議会選の決選投票を見極めようと、安全通貨の円に買いが入りやすい。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・5月小売売上高(前月比予想:+0.2%、4月:-0.5%)
・18:40 ウィリアムズNY連銀総裁基調講演(インド中銀イベント、ムンバイ)
・21:30 米・6月非農業部門雇用者数(予想:+19.0万人、5月:+27.2万人)
・21:30 米・6月失業率(予想:4.0%、5月:4.0%)
・21:30 米・6月平均時給(前年比予想:+3.9%、5月:+4.1%)
・21:30 カナダ・6月失業率(予想:6.3%、5月:6.2%)
・02:15 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁講演
《CS》
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