米商務省が3日発表した5月の製造業新規受注は前月比で0.5%減と前月の0.4%増から予想外に減少に転じた。2022年4月撮影(2024年 ロイター/Kamil Krzaczynski)/>
[ワシントン 3日 ロイター] - 米商務省が3日発表した5月の製造業新規受注は前月比で0.5%減と前月の0.4%増から予想外に減少に転じた。企業の設備投資が当初の予想より鈍化していることが示された。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.2%増。
経済の10.3%を占める製造業部門は高水準の政策金利と商品需要の低迷に圧迫されている。
連邦準備理事会(FRB)は2022年以降、政策金利を計525ベーシスポイント(bp)引き上げ、現在は5.25―5.5%に設定している。
機械の受注は0.5%減。電気機器・同部品、一次金属も減少した。一方、輸送機器や加工金属製品は増加した。
製造業出荷は0.7%減。一方、在庫は0.2%増加。受注残は0.2%増加した。
企業の設備投資計画の指標とされる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は0.6%減と前回発表から変わらず。
コア資本財の出荷は0.6%減。前回発表は0.5%減だった。
非国防資本財の受注は1.0%減。前回発表は0.9%減だった。出荷は1.6%減。前回発表は1.5%減だった。