アジア系投資ファンドのMBKパートナーズは7月3日、アリナミン製薬(東京都千代田区)の株式を米投資ファンドのブラックストーンから取得することで合意したと発表した。写真はブラックストーンのロゴ。昨年1月、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Jeenah Moon)/>
Rie Ishiguro
[東京 3日 ロイター] - アジア系投資ファンドのMBKパートナーズは3日、アリナミン製薬(東京都千代田区)の株式を米投資ファンドのブラックストーンから取得することで合意したと発表した。
取得額は非公開。ビタミン剤「アリナミン」を手がけるアリナミン製薬は武田薬品工業の大衆薬部門「武田コンシューマーヘルスケア」が前身で、ブラックストーンが2020年に買収を発表した。当時の企業価値は約2400億円だった。
アリナミン製薬はブラックストーンの下でアジア地域4市場への展開や通販事業の強化などを進めてきた。ブラックストーンは株式譲渡後も、アリナミン製薬の少数株に再投資し、長期的な企業価値向上に取り組むとした。