2日の日経平均は大幅続伸。443.63円高の40074.69円(出来高概算は18億5000万株)と3月29日以来約3カ月ぶりに4万円の大台を回復して取引を終えた。また、TOPIXは連日年初来高値を更新し、34年ぶりの高値を付けた。長期金利上昇を背景に銀行や保険など金融株が買われたほか、割安感のある商社や海運などにも投資資金がシフトした。後場に入ると前場の時点で値動きの鈍かった値がさハイテク株の一角にも資金が向かう流れとなり、日経平均は後場中盤にかけて40113.48円まで上げ幅を広げた。また、円相場が1ドル=161円台後半で推移していることで、輸出株にも値を上げる銘柄が目立った。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が860を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、パルプ紙と鉄鋼を除く31業種が上昇。海運、鉱業、保険、精密機器、証券商品先物の上昇が際立っていた、指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ