7月1日、個人投資家の活発な買いが集まる「ミーム株」の一大ブームの火付け役とされるキース・ギル氏(通称ロアリング・キティ)が、ペット用品オンライン小売りのチューイーの株式6.6%を保有していることが明らかになり、チューイー株価の乱高下を引き起こした。写真は同社のロゴ。2019年6月、ニューヨーク証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)/>
Manas Mishra Greg Roumeliotis Suzanne McGee
[1日 ロイター] - 個人投資家の活発な買いが集まる「ミーム株」の一大ブームの火付け役とされるキース・ギル氏(通称ロアリング・キティ)が、ペット用品オンライン小売りのチューイーの株式6.6%を保有していることが明らかになり、チューイー株価の乱高下を引き起こした。
これまでチューイー株は、機関投資家主体に保有され、個人投資家の積極的な売買に伴うボラティリティーとは無縁だっただけに同社経営幹部の間には警戒感が広がっている。
ギル氏が米証券取引委員会(SEC)に提出した書類に基づくと、取得したのはチューイーの900万株で、6月28日の終値ベースでは約2億4500万ドル相当。LSEGのデータによると、チューイーにとって第3位の大株主となる。
ギル氏と言えば、2021年にソーシャルメディアへの一連の投稿がゲーム販売を手がけるゲームストップ株に個人投資家の大量の資金を流入させるきっかけとなったことで知られる。同氏が今年5月、およそ3年ぶりの沈黙を破って投稿を再開して以降、ゲームストップの株価もまた振れが大きくなっている。
チューイー創業者で富豪のライアン・コーエン氏は、現在ゲームストップの最高経営責任者(CEO)を務めており、ギル氏は過去にコーエン氏を賞賛する発言をしていた。
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