S&Pグローバルがまとめた6月のドイツのHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は43.5で5月の45.4から低下した。生産と新規受注が落ち込んだ。写真はシュツットガルト近郊にあるメルセデス・ベンツの工場で3月撮影(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay)/>
Maria Martinez
[ベルリン 1日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた6月のドイツのHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は43.5で5月の45.4から低下した。生産と新規受注が落ち込んだ。
ハンブルグ商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、、サイラス・デラルビア氏は「新規受注、特に輸出受注の減少が加速した。製造業の回復には数カ月待たなければならないだろう」と述べた。
輸出受注の低迷は、内需低迷で輸出を増やしている中国との競争激化が一因。
デラルビア氏は「この状況はドイツの輸出業者にとって二重の痛手」と述べ、中国向け輸出の減少と共に、新興市場を中心に中国製品との競争が激しくなっていると指摘した。
製造業企業は生産前と生産後の両方で在庫減少を報告。在庫調整のサイクルが好転する兆しは見えない。
ただ先行きの見通しは改善し、2022年2月以来の高水準となった。
価格面では需要低迷が引き続き投入コストと工場出荷価格に下げ圧力をかけたものの、やや緩和した。
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