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NY外為市場=ドル上昇、インフレ鈍化もFOMCのタカ派姿勢で

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2024-06-14 05:03

[ニューヨーク 13日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。5月の米卸売物価指数(P...

  終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。2015年3月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)/>

  [ニューヨーク 13日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。5月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想に反し下げに転じたものの、11─12日に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)で示されたタカ派的なトーンが材料視された。

  米労働省が発表した5月のPPI(最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)0.2%下落と、市場予想(0.1%上昇)に反し下げに転じた。

  また、12日発表の5月の消費者物価指数(CPI)は、前年比3.3%上昇とエコノミスト予想(3.4%上昇)を下回った。

  ただ、米連邦準備理事会(FRB)が12日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表した金利・経済見通しで、当局者が今年の利下げを1回のみと予想したことを受け、インフレ鈍化を巡る楽観的な見方はドルを押し下げるには至らなかった。

  終盤の取引で、ドル指数は0.49%高の105.20。11日には105.46と4週間ぶりの高値を付けたが、12日の米CPIの発表後は最大1%下落した。

  シティ・インデックスの市場ストラテジスト、フィオナ・シンコッタ氏は「CPIに対する反応は少し過剰だった」と述べた。

  CMEのフェドウオッチによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む年内の利下げ回数は2回で、9月に最初の利下げが行われる確率は68%と予想されている。

  よりハト派的な各国中銀と対照的な米連邦準備理事会(FRB)の政策が引き続きドルの下支え要因となる可能性が高い。

  バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「現在の値動きから、ドルが高値に達したとは確信していない」とし、「金融政策の乖離はまだ最大ではない可能性がある」と述べた。

  ユーロは0.65%安の1.0739ドル。

  ドルは対円で0.11%高の156.89円。

  暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.86%安の6万6801ドル。

  ドル/円 NY終値 157.02/157.05

  始値 157.17

  高値 157.32

  安値 156.59

  ユーロ/ドル NY終値 1.0735/1.0739

  始値 1.0793

  高値 1.0816

  安値 1.0734

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