23日の日経平均は小幅ながら5営業日続落。4.61円安の39594.39円(出来高概算は13億8000万株)で取引を終えた。前日の米国市場はハイテク株主導で買われ、主要株価指数が反発したことから、東京市場でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株に買い戻しが先行。日経平均は取引開始直後に39927.89円まで上昇した。しかし、心理的な節目である4万円を目前に戻り待ち売りが出たほか、日銀の政策正常化への思惑から円相場が1ドル=156円台へと円高に振れていることが重荷となり、前場終盤にかけて上げ幅を縮めると、後場は前日終値を挟んだ膠着となった。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1100を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、海運、銀行、ゴム製品、ガラス土石など22業種が上昇。一方、精密機器、電気ガス、その他製品、電気機器など11業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス